pdftk 各種メモ [作業中]
2016/07/18
pdftk の基本的な使い方
▼Join : ファイル連結 3 つのファイル in1.pdf、in2.pdf、in3pdf を連結して 1 つファイル out.pdf を生成する：
pdftk in1.pdf in2.pdf in3.pdf cat output out.pdf
ワイルドカード（? とか *）を使うことも出来る：
pdftk in?.pdf cat output out.pdf
pdftk *.pdf cat output out.pdf
▼Split : ページ抽出 ファイル in.pdf の 3 ページから 5 ページまでと 9 ページ（従って、3, 4, 5, 9 の全 4 ページ）のみから成るファイル out.pdf を生成する：
pdftk in.pdf cat 3-5 9 output out.pdf
または pdftk A=in.pdf cat A3-5 A9 output out.pdf
▼Remove : ページ削除 ファイル in.pdf の 13 ページを取り除いたファイル out.pdf を生成する：
pdftk in.pdf cat 1-12 14-end output out.pdf
または pdftk A=in.pdf cat A1-12 A14-end output out.pdf
▼background : 背景追加 ファイル in.pdf の全ページの背景に back.pdf を入れたファイル out.pdf を生成する：
pdftk in.pdf background back.pdf output out.pdf
▼Encrypt : 暗号化 素のファイル 1.pdf から、パスワード保護されたファイル 1.128.pdf【表示：OK、編集・印刷：要パス】を生成する（オーナー・パスワード を foo とする場合）：
pdftk 1.pdf output 1.128.pdf owner_pw foo
更に、ユーザー・パスワード baz を設定して、表示・印刷を制限する：
pdftk 1.pdf output 1.128.pdf owner_pw foo user_pw baz
ファイルを開くときにパスワード baz を要求するが、印刷は許可する：
pdftk 1.pdf output 1.128.pdf owner_pw foo user_pw baz allow printing
▼Decrypt : 復号化（解読） パスワード保護されたファイル secured.pdf から保護機能を解除したファイル unsecured.pdf を生成する（オーナー・パスワード が foo の場合）：
pdftk secured.pdf input_pw foo output unsecured.pdf
pdftk hoge.pdf cat 2-4 output fuga.pdf
などとするとhoge.pdfの2ページから4ページまでを抽出してfuga.pdfに書出してくれます。
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PDFタグを確認したいなら、
$ pdftk font_test.pdf dump_data output
PDF 文書操作用の便利なツール
PDF が電子ペーパーならば、pdftk は、電子ホチキス外し、パンチャー、バインダー、secret-decoder-ring、そして X 線めがねです。 Pdftk は、PDF 文書に関する日々の作業を行うためのシンプルなツールです。デスクトップの抽出しの一番上に入れておいて、次の作業に利用しましょう。
分割
PDFファイルを分割する場合の書式は以下のとおり。
pdftk 対象のPDFファイル cat ページ範囲 output 出力先のPDFファイル
例えば、sample.pdfというPDFファイルから2ページ目を取り出して2.pdfというファイルを作成するなら、以下のコマンドを実行する。
$ pdftk sample.pdf cat 2 output 2.pdf
ページの範囲は、「1-5」（1ページから5ページまで）とか、「7-end」（7ページから最終ページまで）のように指定する。また、「1-5 7-end」（全体から6ページだけを取り除く）のような指定も可能だ。
また、指定に「ハンドル」を使用することも可能だ。例えばsample.pdfに「A」というハンドル名を付けて、Aの1～5ページおよび7～最終ページを出力するといった指定を行うことができる。具体的には、以下のようになる。
$ pdftk A=sample.pdf cat A1-5 A7-end output out.pdf
結合
PDFファイルを結合する場合の書式は以下のとおり。
pdftk 結合するPDFファイル cat output 出力先のPDFファイル
「結合するPDFファイルの指定」は、結合する全ファイルを列記する方法、ハンドルを使って指定する方法、ワイルドカードを使用する方法がある。
例えば、1.pdfと2.pdfを結合してout.pdfを作成する場合、以下のようになる。
$ pdftk 1.pdf 2.pdf cat output out.pdf
ハンドルを使って指定する場合は、以下のようにする。
$ pdftk A=1.pdf B=2.pdf cat A B output out.pdf
ワイルドカードを使う場合は、以下のようになる。
$ pdftk *.pdf cat output out.pdf
pdftkコマンドには、分割や結合以外にもさまざまな機能がある。man pdftkまたはpdftk -hを実行すると使用法が表示される。
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pdftk とは？
▽ 1 pdftk(PDF Tool Kit) とはPDF を加工したり，セキュリティを
付与したりするためのフリーソフト
▽ 2 UNIX 系，Macintosh，Windows のいずれのプラットフォー
ムでも動く
▽ 3 GUI 環境もあるが，CUI 環境での使用がデフォルト
用例（コマンド）
具体的な使用例（コマンド）
▼ 1 任意ファイルの添付，文書のアーカイヴ化
pdftk demo2005.pdf attach_files demo2005.tex output
demo2005-archived.pdf
▼ 2 添付ファイルの取り出し，既存のattached ディレクトリに保存
pdftk demo2005-archived.pdf unpack_files output attached
▼ 3 透かし［画像］を入れる
pdftk demo2005.pdf background bg.pdf output
demo2005-draft.pdf
▼ 4 PDF ファイルの分割（デフォルト：pg_0001.pdf 形式に分割，
メタデータファイルdoc_data.txt も出力）
pdftk demo2005.pdf burst
▼ 5 PDF ファイルの分割（ファイル名に任意のプレフィックスを付ける，
分割ファイルはサブディレクトリに格納）
pdftk demo2005.pdf burst output ./split/page_%02d.pdf
▼ 6 PDF ファイルの連結（2 つ以上のファイルを連結）
pdftk demo2005.pdf demo2005-plus.pdf cat output
demo2005-concatenated.pdf
▼ 7 PDF ファイルの連結（ハンドル名を設定し，特定ページを連結）
pdftk A=demo2005.pdf B=demo2005-plus.pdf cat A2 B1-2
output demo2005-cat.pdf
▼ 8 パスワード・セキュリティの設定（例として：「権限パスワード」と
「文書を開くパスワード」，「印刷のみ許可」を設定）
pdftk demo2005.pdf output demo2005-secured.pdf owner_pw
owner user_pw user allow printing
▼ 9 メタデータ（文書タイトル，文書作成者，等々）をテキストファイル形式で取得
pdftk demo2005.pdf dump_data output metadata.txt
10 メタデータの設定（LATEX のhyperref パッケージを使えば，もっと簡単）
▽ 1 テキストファイル形式のnew-meta.txt を用意し，必要な
InfoKey:とInfoValue:を書き込む
▽ 2 その際，日本語は10 進数文字参照で記しておく
文字列 数値実体参照変換のウェブページへ
▽ 3 pdftk demo2005.pdf update_